プリザを扱うときの注意点
Contents
プリザを扱うときには
プリザは生花を加工して作っているので色々な点に注意して取り扱ってください。手荒に扱うと花びらが割れてしまったり、壊れてしまうこともあります。
プリザを触るときには…
プリザは特殊な薬液に浸けて加工しているため花の内側から薬液が流れ出てくることもあります。直接触れても人体には無害なので直ぐに手が荒れたりすることはありませんが、人によっては手荒れをしてしまう可能性もありますから注意してください。
色移り
プリザは着色されています。そのため、薬液と共に着色料も付く可能性があります。カーテンやクロス、ソファー、家具などにアレンジした花が触れてしまってもそこから色が移ってしまうこともあります。プリザをそうした物の周りには置かないようにするか、ケースに入れるなどして直接触れないようにすると良いです。
保存するときの注意点
作った作品を飾っておいたり、余った花材を保存しておくときに気を付けておきたいことをご紹介します。
湿気と乾燥
プリザは湿気や乾燥に弱いです。湿気を多く吸わせてしまうと花びらの色が透明を帯びてきます。直ぐに乾燥させれば元に戻りますが、湿気の多い場所に長時間置いておくと色が抜けてしまったり、形が変形したり、カビが生えてしまうこともあります。
乾燥し過ぎるのもプリザにはよくありません。適度に湿気を帯びた状態でなければ花びらが壊れやすくなります。プリザにとって適度な室温は20度前後と言われています。湿度は30~50度と言われているので高温多湿の状態にならないように心がけて保存をしましょう。
直射日光を避ける
プリザに着色された色は日光に当たるとどうしても色褪せてきてしまいます。特に赤い色や葉に使われている色などは変色が激しく、日光に当たった部分だけが白っぽくなってしまったり黄色く色褪せたりしてしまいます。日光が当たる窓辺などはなるべく避けて飾ると良いでしょう。保管する場合は箱などに入れて日光が当たらないようにします。
アレンジをするときには
プリザは強く握ってしまうと壊れてしまう繊細な花材です。生花に比べると薬品を使っている分もろさは高くなりますが、優しく触ってあげれば大丈夫です。水分の少ない箇所はかなり強いのですが、元々水分量の多かった部分、特にガクの部分などは壊れやすいのでワイヤーを掛けるときに注意が必要です。
もし花びらなどが外れてしまったり割れてしまったときには乾いたら透明になるボンドでくっ付けてあげると修正することは可能です。外れやすい菊などの花びらは前もってボンド付けしておくこともあります。ガクの部分が割れてしまったときは他のワイヤリング方法を試してみると良いです。ただし、割れたガクをボンド付けするのは難しいのでガクが見えないようなアレンジにしましょう。
この記事へのコメントはありません。